県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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113-3.交通事故データの基礎集計結果 ここでは、ITARDAより入手した交通事故データを用いて基礎集計を行い、交通事故の発生状況を概観する。 3-3-1.ITARDAの受託集計により入手したデータの概要 本研究では、大同大学の嶋田教授と共同でITARDAの受託集計データを購入し、データ入手コストの低減と入手するデータ量の増大を図った。 ITARDAに委託した集計仕様を表 3-2に示す。本来は、地域や事故内容、年齢等の各要素を様々な組合せでクロス集計できるよう、すべての要素を1つの集計表で出力することが理想であった。しかし、委託費用を抑えるために分析の制約は生じるが4枚の表に分割し、交通事故データを入手した。データの集計は、表1から表4の4種類の表に含まれる各要素のクロス集計が可能なデータである。 表 3-2 ITARDAに委託した集計仕様 表147212242地域事故内容発生月曜日年齢通行目的47都道府県死亡12ヶ月平日24歳以下観光・ドライブ重・軽傷土日25歳以上その他65歳以上75歳以上表254724102事故年地域事故内容年齢事故類型道路環境的要因H2347都道府県死亡24歳以下対背面要因有りH24重・軽傷25歳以上横断中なし・不明等H2565歳以上対人その他H2675歳以上正面衝突H27追突出会い頭右左折相互その他車両単独踏切4724722表3地域事故内容年齢車道幅員路線道路環境的要因47都道府県死亡24歳以下単路5.5m未満幹線道路等*2要因有り重・軽傷25歳以上単路13.0m未満その他なし・不明等65歳以上単路13.0m以上75歳以上交差点小交差点中交差点大その他*1*1:その他=踏切および一般交通の場所*2:幹線道路等=国道、主要地方道、都道府県道、高速国道、自専道表447243422地域事故内容年齢地形中央分離帯施設等歩車道区分道路環境的要因47都道府県死亡24歳以下人口集中中央分離帯あり要因有り重・軽傷25歳以上市街地その他中央線なしなし・不明等65歳以上非市街地中央分離なし75歳以上一般交通の場所

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