助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
8/98

-5- 1-4.助言型ISA機器の概要 助言型ISAアプリの開発は、平成25年度から着手した。開発作業はカーナビ等のソフトウエア開発に長けた(株)トヨタマップマスターに委託している。最終的なアプリの仕様は以下のとおりである。(平成26年度報告書掲載内容の再掲) 【実験で使用した端末】 実験に使用するスマートフォン(Android端末)として、比較的安価で日本国内にて使用可能なSIMフリー端末であるFreetel社製のFT132Aを導入することとし、同機種での稼動を検証しながらアプリ開発を行った。なお、アプリ開発後に生じた端末の不具合により、実験では同社製のFT142Dを追加導入(トヨタマップマスターでは未検証)している。これら実験で使用した機器の仕様は以下のとおりである。 表 1-2 実験に使用したスマートフォン 機 種 Freetel FT132A Freetel FT142D 搭載OS Android 4.1.2 Android 4.4 サイズ・重量 116.5 × 61.5 × 11.3 mm 113 g 142.3 × 70.4 × 7.8 mm 132 g ディスプレイ 3.5インチ 480 × 320ピクセル 5.0インチ 1280 × 720ピクセル プロセッサ SC7710 1.0 GHz MSM8926 1.2 GHz メモリ RAM 512MB RAM 1 GB ストレージ ROM 512MB + 4GB (SD) ROM 16MB バッテリー容量 1,500 mAh 2,300 mAh 【助言型ISAアプリの仕様】 本研究で開発した助言型 ISA システムは、スマートフォン(Android OS )上で稼動するアプリケーションソフトウエア(以下、ISA アプリと記す)である。スマートフォンの画面上には道路地図が表示され、スマートフォン搭載の GPS から緯度経度、速度、進行角度情報を取得し、一般的なカーナビゲーションシステムのように自車の走行位置を道路リンク上にマップマッチングしながら示し、移動により地図がスクロールする。また走行速度お

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る