助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
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-56- 表 7-3 マッチング処理後のLOGデータ(GPS座標データ) 項目目 説明 GPS座標(経度) 世界測地系 GPS座標(緯度) 同上 マップマッチング後座標(経度) 同上 マップマッチング後座標(緯度) 同上 位置情報の取得日時 「yyyymmddhhmiss」形式 端末側日時 「yyyymmddhhmiss」形式 方位 0-359度 速度1(GPS速度) 時速(km/h)。モード選択によらず出力 速度2(単位時間当たりの移動距離) 同上 ISA機能の動作状況①(規制速度検知) "1:検知"、"0:非検知" ISA機能の動作状況①(ゾーン30への進入検知) "1:検知"、"0:非検知" ISA機能の動作状況①(規制速度超過検知) "1:検知"、"0:非検知" マップマッチング後リンクID(oid) ISAのデジタル道路地図のリンクID GPS捕捉状況 "1:捕捉中"、"0:未捕捉" 加速度(追加) 秒速(m/s2)。急制動データを抽出するため。 特定済みGPS座標(経度)(追加) 世界測地系 特定済みGPS座標(緯度)(追加) 同上 二次マップマッチング後リンクID(追加) 本研究が用いるデジタル道路地図のリンクID 座標点から最も近いリンクまでの距離(追加) 単位(m)。アルゴリズムの精度を確認するため。 注:データフォーマットはISAアプリによるLOGデータ(エラー! 参照元が見つかりません。)に基づき加工したものである。 表 7-4 マップマッチング処理後の特定経路データ 項目目 説明 通し番号 特定経路におけるマッチングしたリンクの順番 リンクID 本研究が用いるデジタル道路地図のリンクID 流入点ID 流入点のノードID 流出点ID 流出点のノードID 注:流入点ID、流出点IDの順により、走行経路の方向を判断する。 本研究では平成25年度、平成26年度に行われた助言型ISAの実証実験によるLOGデータをもとに、上記のようなマップマッチング作業を行い、被験者48人で6,157トリップデータを抽出した。これらのトリップデータの活用方法について次節に述べる。 7-4.データの活用方法 前節では、ISAアプリによるLOGデータに適用するマップマッチング手法について述べた上、この手法を用いて、被験者48人で6,157トリップデータを整理した。これらのトリップデータを用いて、次のような活用方法を提案する。 • 車両急制動情報に基づく道路区間危険箇所の抽出 • 道路区間規制速度情報の作成

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