助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
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-2- ズ1終了後と同様の調査、フェーズ3終了後に実験参加前と同様の調査を実施し、助言型ISAによる意識変容の有無を捉えた。 (2)助言型ISAの評価分析 被験者の運転挙動変化、心理的変化の2視点から助言型ISAとインセンティブプログラムの有効性検証を行った。具体的には、平成26年度実施した20名のデータも合わせた48名の被験者の調査結果を用いて、助言型ISA・インセンティブプログラムの有無による速度遵守などの挙動変化傾向の整理、助言型ISAの経験を通じた速度遵守意図の醸成可能性の整理、助言型ISAの機能評価などを実施した。特に今年度は、「高齢被験者の特性」および「沿道状況とISAの効果」という2つの視点から着目した分析を行った。 (3)実施調査と収集データ 本実験では下記の調査を実施し、データを収集した。 【アプリが収集する走行データ】 ‣ GPS座標(緯度・経度) ‣ マップマッチング後の座標(緯度・経度) ‣ 位置情報取得日時 ‣ 進行方向の方位 ‣ 速度1(GPS情報のドップラー効果による速度) ‣ 速度2(単位時間あたりの移動距離から算出する速度) ‣ 規制速度およびそこでの速度超過情報 ‣ ゾーン30への進入およびそこでの速度超過情報 【被験者に対して実施した調査】 ‣ 運転者特性調査(DSQ、WSQ) ‣ 画像による走行速度意識調査 ‣ ISAに関する意識調査 ‣ 情報提供機器に関する意識調査 【アプリ収集データのDRMへのマップマッチング】 アプリが収集したデータ(GPSに連動した位置情報)は、アプリ開発を委託した(株)トヨタマップマスター独自の道路リンクに対応したものであり、今後のデータ活用の汎用性を考慮し、DRMへのマップマッチング作業を実施し、データを整理した。

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