助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
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-46- 6-5.結 論 この解析によって得られた知見は以下のとおりである。 • コントロール群はゾーン30における有意な速度低下はみられなかった。 速度は低下している。他の群に比べてサンプル数の少なさ(6名)が影響していないともいえないことから、さらなるデータの蓄積を行い検証を進める必要がある。 • ペナルティ群は最高速度50㎞/hにおける有意な速度低下はみられなかった。 実験条件としては同一でありながら、このような差がでるのは、罰金という条件付与の与え方が影響している可能性の検証が必要かもしれない。 • 図6-5に示す道路幅員5.5-13m、図6-6に示す区間長50-100mのリンクでは、いずれの群においても有意な速度低下がみられた。 道路構造の中でもシステム受容性が高い空間的特徴である。 図 6-5 道路幅員5.5-13mの道路

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