助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
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-28- 速度超過警告に関して、非高齢者は「わかりにくい」という回答が無かったのに対して、高齢者では6名が「わかりにくい」と回答していることが、高齢被験者の特徴として見うけられた。 図4-10は、アプリを稼働させた走行中に画面をどれだけ気に掛けていたか尋ねた結果である。概ね高齢者の方が「気に掛ける頻度」が高い回答となっている。 図 4-10 アプリ画面を気にする頻度 図4-11は、アプリからの情報提供が音声だけでもよいか尋ねた結果であるが、高齢者と非高齢者との間には目立った差は見られず、「画面表示もあったほうがよい」という回答が最も多いという結果であった。 図 4-11 画面表示による警告の必要性 運転中にアプリに気を取られてヒヤリとした経験があるかどうか、尋ねた結果が図4-12である。高齢者・非高齢者合わせて14名が「経験あり」と回答している。これは安全対策機器が原因となったヒヤリであり、対策を考えなければならない重要な課題である。高齢者と非高齢者の差違は、統計的には有意な差は無いものの、非高齢者の方が「ある」という回

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