助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
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-27- 高齢者の特徴としては、非高齢者よりも「外出時のスマホの携行」や「電源の入り切り」「走行前のアプリの起動」に関して、忠実に実行する割合が高い傾向が見うけられる。また負担の感じ方に関しても、非高齢者よりも負担と感じていた被験者の割合は低くなっている。一方、車内や自宅での充電(ケーブルの接続)に関しては、非高齢者の方が実施割合が高く、負担を感じていない傾向が見られる。 図4-8は、助言型ISA機能を提供する機器を実導入する場合、どのような機器が良いか尋ねた結果である。非高齢者は「車載カーナビ」という回答が最も多かったのに対して、高齢者は「車速メーター内に警告表示」という回答が最も多かった。このことから、非高齢者の方がカーナビに慣れ親しんでいる現状にあることが推察される。 図 4-8 実導入に際して望ましい機器 図4-9は「規制速度情報」と「速度超過警告」の情報提供のわかりやすさを尋ねた結果を整理したものである。 図 4-9 情報提供表示のわかりやすさ

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