助言型ISAの長期効果の計測およびインセンティブプログラムの効果検証
18/98

-15- 3-2.被験者の走行実態とその変化 走行Logデータを集計した結果を示す。下図は、48名全被験者の走行実績データから、各被験者のPhase毎の遵守率(規制速度以下で走行距離を全走行距離で除した値)を算出した。さらに年齢区分(61歳以上、61歳未満)およびインセンティブルール適用の有無により被験者を4グループに分割し、それぞれのグループ内各被験者の遵守率平均値を算出し図化したものである。また、対象道路は30キロ規制道路(ゾーン30含む)と40~60キロ規制道路に分けて集計している。なお、40~60キロ規制道路についてもインセンティブルール有無のグループ分けをして集計いるが、実験ではそれら幹線・補助幹線道路にはインセンティブルールは適用していない。 図 3-1 Phase毎の遵守率(各被験者の遵守率のグループ平均)の変化 すべてのグループにおいて共通する点として、ISA 機能を ON にした Phase 2 における遵守率の向上が顕著に現れていること、その後ISA機能をOFFにしたPhase3では再び低下していることが見て取れる。特にインセンティブ適用群は、インセンティブルールの対象となる30キロ規制道路において高齢者・非高齢者ともに大幅に遵守率が向上しており、事前のPhase1が70%程度であったのに対して約90%まで変化している。さらにこれらの群はPhase3における遵守率低下は見られるものの80%程度を維持しており、インセンティブルールの無い群よりも高い遵守率となっている。 他に特徴的なこととしては、インセンティブルールの無い群では高齢者の方が非高齢者よりも全Phaseにおいて遵守率が高くなっていること、高齢者のインセンティブ付与群は、

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る