高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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自動車利用の可否と外出の関係 3-3.自動車利用の可否 3-3-1.2008年度と2015年度における北設楽郡の高齢者の自動車利用の可否について把握する。アンケートへの回答において「自由に使える自動車を保有している」「自由に使えるバイクを保有している」「車両は保有していないが、家族などの送迎により使用することができる」と回答した群を「自由車あり」群、「車両は保有しているが自由には使えない」「車両は保有しておらず、家族などの送迎も期待できない」と回答した群を「自由車なし」群に分類した。 各年における自動車の利用可否を図 3-9に、年齢階層別の自動車利用の可否を表 3-2に示す。自由車あり群が増加しているが、中でも85歳以上の自由車ありとする回答が大きく増加しており、高齢者であっても自由に自動車が利用できる環境になりつつあることが伺える。 図 3-9 高齢者の自動車利用の可否 表 3-2 年齢階層別自動車利用の可否 2008 2015 増減率 65~74歳 94.3% 95.4% 101.2% 75~84歳 83.8% 88.9% 106.1% 85歳以上 76.0% 85.7% 112.8% 全体 88.2% 91.1% 103.3% 0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%2008(N=1456)2015(N=1462)自由車あり 自由車なし 72

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