高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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3.北設楽郡における移動実態の把握 調査の概要 3-1.北設楽郡における公共交通施策の効果を把握するため、北設楽郡の住民を対象とした移動実態の調査を行った。2008年度については名古屋大学・加藤研究室が中心となって実施したものであり、その結果は北設楽郡地域公共交通総合連携計画に反映されているものである。また、2015年度については、北設楽郡公共交通活性化協議会が実施したものである。両者ともに、協議会委員である筆者が調査内容について主体的に関与している。 調査の概要を表 3-1に、2008年度調査の調査票と2015年の調査票を附録に示す。調査においては、設問のうち、「通院」「買い物」「個人属性」を共通にすることで、2時点における移動実態の変化を把握した。 表 3-1 調査の概要 2008年度調査 2015年度調査 調査時期 2009年1月 2015年11月 配布・回収方法 郵送配布・郵送回収 広報と同時に配布・郵送回収 対象者 北設楽郡全世帯 (各世帯年齢の高い方から2名回答) 北設楽郡全世帯 (12歳以上を対象) 回収率 設楽町 32.4% 東栄町 27.8% 豊根村 22.7% 設楽町 34.5% 東栄町 26.0% 豊根村 38.5% 67
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