高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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所から乗降するものである。現在、設楽町2路線、東栄町4路線が運行している。 (5)その他の交通機関 これら以外に、豊根村と設楽町津具地区においては公共交通空白地有償運送が存在し、設楽町においては福祉有償運送、設楽町と東栄町においては福祉タクシーの運行が、また各町村においてスクールバスの運行がそれぞれ行われている。 北設楽郡における公共交通の取り組みの経緯 2-1-4.北設楽郡における3町村による公共交通改善の取り組みの経過を表 2-1に示す。 表 2-1 北設楽郡における公共交通改善の取り組み 時期 内容 2008年9月 「北設楽郡の公共交通のあり方勉強会」を開催 愛知県および3町村が公共交通の見直しの方向性を確認 2009年3月 北設楽郡公共交通活性化協議会設置 2009年8月 北設楽郡地域公共交通総合連携計画策定 2010年1月 おでかけ北設(基幹バス)運行開始 2010年5月~ おでかけ北設(予約バス)運行開始(順次拡大) 2013年4月 東栄町福祉タクシー券助成制度開始 2013年7月 第2次北設楽郡地域公共交通総合連携計画策定 2014年4月 設楽町津具地区における有償運送(のってかっせ)運行開始 2015年6月 設楽町移送サービス事業開始 2016年 北設楽郡公共交通網形成計画策定予定 これら一連の取り組みの嚆矢となった「北設楽郡地域公共交通総合連携計画」において示された取り組みの概要を、図 2-5に示す。こうした一連の取り組みを通じて、公共交通サービスの改善を図った(図 2-6)。中でも、町村をまたぐ基幹バスの運行は全国的にも先駆的な取り組みである。 63
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