高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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北設楽郡における公共交通の取り組みの状況 2-1-3.北設楽郡における公共交通の概略を図 2-4に示す。実線は基幹バス、破線は支線バス、楕円は予約バスを示している。 図 2-4 北設楽郡の公共交通概略図 (1)鉄道 3町村における基幹的な公共交通機関としては、JR飯田線が東栄町に東栄駅が存在している。また、郡外ではあるが、浜松市に存在する大嵐駅は豊根村富山地区の住民が利用している。 (2)基幹バス 3町村の基幹的な位置づけの路線として、7路線が運行されている。このうち、豊鉄バス田口新城線は、設楽町田口地区と新城市を結ぶ民営路線バスであり、国・県の補助を受けて運行されているものである。その他の6路線はいずれも、町村営バスもしくは、豊鉄バスへの委託路線(津具線)である。 豊根東栄線は豊根村営バスと東栄町営バスの相互乗り入れによる運行、東栄設楽線については東栄町営バスと設楽町営バスの相互乗り入れによる運行となっている。豊根設楽線については豊根村営バスによる運行(設楽町への乗り入れ)、稲武線は設楽町営バスによる運行、東栄線は東栄町営バスによる運行である。 (3)支線バス 基幹バスから外れた地域のおいては支線バスが各町村によって7路線運行されている。このうち、設楽町と東栄町における支線バスは、昼間時間帯の運行を行わず、予約バス(後述)による運行となっている。 (4)予約バス 設楽町と東栄町においては、公共交通空白地区の解消と支線バスの運行効率化を目的として、昼間時にデマンド型交通である予約バスを運行している。あらかじめ利用者は登録をしておき、最寄りの停留設楽町JR東栄駅JR大嵐駅東栄病院田口高校豊根村JR飯田線東栄町津具線東栄線田口新城線豊根東栄線東栄設楽線稲武線豊根設楽線 62

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