高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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表 4-5 「就労意向あり群」と「就労意向なし群」の平均値の差の検定結果 就労意向あり群 (n=57) 就労意向なし群 (n=128) t検定 平均年齢* 平均 71.4 73.8 等分散 p=0.019 分散 34.5 42.9 手段的ADL得点 平均 4.6 4.6 等分散 p=0.800 分散 0.9 1.0 知的ADL得点 平均 3.5 3.4 等分散 p=0.519 分散 0.8 1.0 社会的ADL得点** 平均 3.5 3.0 不等分散 p=0.002 分散 0.9 1.4 楽天的・肯定的感情得点 平均 10.8 10.2 等分散 p=0.201 分散 7.1 6.2 未来に対する姿勢得点** 平均 9.4 7.6 等分散 p=0.000 分散 7.9 6.9 自己存在の意味の認識得点** 平均 9.3 7.9 等分散 p=0.004 分散 8.9 7.7 検定結果のまとめを表 4-6に示しているが、現在仕事をしている高齢者や仕事をしたいと思っている高齢者に共通する要因として、「社会的ADL」「未来に対する姿勢」の高さが明らかとなった。 表 4-6 検定結果のまとめ 仕事をしている人 年齢が若く、社会的ADL・未来に対する姿勢・自己存在の意味の認識が高い高齢者。 仕事したいと思っている人 知的ADL・社会的ADL・未来に対する姿勢に対する意識が高い高齢者。 就労意向のある人 年齢が若く、知的ADL・社会的ADL・未来に対する姿勢・自己存在の意味の認識が高い高齢者。 36

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