高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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図 4-17 運動が楽しみか否か別の生きがい意識(t検定) 就労意向に関する分析 4-4.超高齢化が進むわが国において、プロダクティブ・エイジング(生産的高齢者)の活躍が期待され、『生きがい就労』などといった施策を展開する地方自治体もみられる。 著者も、高齢者の活躍の場・生きがいづくりの場として『就労環境の整備』が重要であるとの認識であり、まちづくり活動・就労・生きがいづくりが繋がる取組みを検討したいと考えている。そこで本研究では、その前段的な位置づけとして、就労者・就労意向者の生活動作能力及び生きがい意識を分析し、その関係性の基礎的知見を得たいと考えている。 本調査では、現在収入のある仕事をしている高齢者、今後の就労意向に関する設問について「仕事をしたいと思う」と回答した方を把握している。そこで、『仕事をしている高齢者』『仕事をしたいと思っている高齢者』『就労意向のある高齢者(仕事をしている高齢者+今後したいと思っている高齢者)』の3群と、就労意向がない群との生活動作能力及び生きがい意識得点の差を検定する。検定する指標は、平均年齢、生活動作能力として手段的ADL得点・知的ADL得点・社会的ADL得点、生きがい意識として楽天的・肯定的感情得点・未来に対する姿勢得点・自己存在の意味の認識得点である。それぞれの検定結果を表 4-3~表 4-5に示す。 051015202530生活・人生に対する楽天的・肯定的感情未来に対する積極的・肯定的姿勢自己存在の意味の認識総得点運動が楽しみ(n=9)運動は楽しみでない(n=54)**** 33

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