高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究
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4.分析結果 生活動作能力への影響要因の確認 4-1.本研究で採用している『老研式活動能力指標』に基づき、高齢者の生活動作能力への影響要因を概観する。方法は、生活動作能力の高次ADL得点(表 2-1:全ての項目の合計値)の被験者内平均値を基準に、高次ADLの高低(平均値以上or未満)に影響する要因を、数量化Ⅱ類を用いて明らかにする。説明変数として採用した要因毎の影響度合いを図 4-1に示す。 高次ADL得点が高く(平均値以上)なる要因は、「女性」、「前期高齢者(65歳以上~75歳未満)」、「第一次産業に従事していた方」、「主婦やパートで働いていた方」、「自動車が運転できる方」、「健康状態良い方」である。農山村集落に居住する高齢者の生活動作能力が低い傾向にあるが、高齢化による影響であると推察される。 図 4-1 生活動作能力への影響要因 (1.5)(1.0)(0.5)0.00.51.01.5山間(n=84)宅地(n=104)男性(n=88)女性(n=100)~69歳(n=66)70~74歳(n=58)75~79歳(n=30)80歳以上(n=34)第一次産業(n=19)第二次産業(n=64)第三次産業(n=84)主婦・パート(n=21)運伝できない(n=54)運転できる(n=134)悪い(n=23)良い(n=165)地域性別年齢フラグキャリアフラグ自動車運転健康状態ADL高い←→ ADL低い判別的中率:72.9%相関比:0.25 20
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