高齢者のおでかけによるQOLの変化と中山間地域のまちづくり方策に関する研究

10/99

3．調査概要 対象地域・実施概要 3－1.昨年度実施した「高齢者モビリティ調査（平成26年度公共交通分野自主研究）」において対象とした豊田市中山間地域の3地区（旭地区・小原地区・石野地区）の中で、地区内に病院や買物施設が無く、高齢化率30％で今後の少子高齢化が課題、都心部に近接していることから農山村集落と宅地造成された地域が融合している『石野地区』を対象とする。 石野地区は大小23の自治区（町）で構成される。その中から、宅地開発された東広瀬町及び、地区全域をカバーすることを念頭に農山村集落を抽出し（上高町・押沢町・松嶺町・芳友町・中切町）、計6自治区を対象地域として選定した。対象地域の位置を図 3-1に示す。 図 3-1 対象地域の位置（地図：google map） 松嶺町 押沢町 東広瀬町 芳友町 中切町 上高町 石野地区の範囲 6