シームレスな移動を支援する極小パーソナルモビリティに関する研究
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666.まとめ ・シニアカーには「高齢者にみられたくない」という利用抵抗があると言われているが、デザイン性のよいシニアカーを開発することで、これらの抵抗を払拭することができ、シニアカー規格の極小PMが、健常高齢者の移動手段選択肢の1つとなりうることを明らかにした。 ・短距離移動でも自動車を利用している高齢者で極小モPMの購入意向が高く、かつ、積極的に自動車利用を減らしたいと考える方は65歳~69歳で多いことから、若い健常高齢者が極小PMの普及ターゲットであり、公共交通と連携したPM普及が自動車を運転できなくなった後の自立した移動につながる可能性が示唆された。 ・バスへの持込みについて、袋に収納すれば現状ルールでも手荷物として持ち込める可能性が高いが、そのまま持ち込むことはできない。車内での固定方法や占有状況を確認し、バス事業者へルールの変更の働きかけを行った。

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