シームレスな移動を支援する極小パーソナルモビリティに関する研究
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42 試乗会の説明では、たまに極小PMを使うことで、表 4-2のようなメリットが得られるとの説明を行った。その後のアンケートで得られた今後の自動車利用に関する結果を、図 4-10に示す。(1)自動車を運転する以外の移動手段の選択肢を増やすことの重要性について、被験者の45%がとても思った、38%が少し思ったと回答しており、被験者の理解が得られたと思われる。また、(2)今後、できるだけ自動車の運転を減らしたいと思うかについて、被験者の13%がとても思った、60%が少し思ったと回答した。とても思った被験者の割合が減っており、具体的な行動を起こすとなるとトーンダウンしている。ただし、とても思ったと少し思ったを合わせて、73%が肯定的な回答をしており、概ね、被験者の理解が得られたと思われる。 表 4-2 たまに極小PMを使うメリット • 電動車両と公共交通の利用で環境にやさしい • 体を動かして健康的 • いつもと違う視点の移動で気分転換できる • 交通事故を起こす(加害者となる)可能性が減る • 公共交通の活性化に貢献できる • 元気なうちに、公共交通の乗り方を学ぶ 今後のあなたの⾃動⾞利⽤について(1)⾃動⾞を運転する以外に、今後、いろいろな移動手段の選択肢を増やすことは重要なことだと思いましたか。(2)今後、できるだけ⾃動⾞の運転を減らしたいと思いましたか。0%20%40%60%80%100%(1)(2)(n=67)とても思った少し思ったどちらでもないあまり思わない 図 4-10 今後の自動車利用に関する意向

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