豊田市でPHVを導入するメリットに関する実証的研究
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30 場でPHV専用スペースの確保などの取り組みが挙げられる。 2) PHV優先普及対象の設定 図4-11に示すように、藤岡以外の中山間地域では、ガソリン車と比較したPHVの追加イニシャルコストの回収年数は最も短いことが分かった。これらの地域での居住者に対して、PHVの導入による経済的なメリットがより大きいことが分かる。そのため、中山間地域での居住者をPHV優先普及対象と設定し、PHVを購入するポテンシャルを引き出す取り組みを更に行う必要があると考えられる。例えば、導入メリットをうまく発信できるように、居住者を対象としたシンポジウム、試乗会、環境教育による普及啓発を実施することが挙げられる。

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