豊田市でPHVを導入するメリットに関する実証的研究
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23 (a) 平日 (b) 休日 図4-6 ガソリン消費総量(単位:リットル/日) ガソリン消費総量の地域特性を見ると、平日、休日共にガソリン消費総量がより多い地域は、旧豊田市の南部、北部、藤岡地区である。また、旧町村地域内では、小原、旭、足助、下山の4地区でのガソリン消費総量が少なくなるのに対して、稲武地区でのガソリン消費総量が多くなる。 4-3-2. CO2排出総量 ガソリンのCO2排出係数(2.32 kg-CO2/L)をガソリン消費総量の推計値に適用し、自動車移動によるCO2の排出総量を得る。豊田市全域でのCO2排出総量は平日854トン/日、休日981トン/日であり、休日でのCO2排出総量は平日に比べて127トン多い。また、平日休日別地域別CO2排出総量を図4-7に示す。 (a) 平日 (b) 休日 図4-7 CO2排出総量(単位:トン/日) 4-4. PHVの導入効果分析 本節では、PHVの導入によるCO2排出量削減効果やランニングコストの節約効果の評価手法について述べる。CO2排出量削減効果やランニングコストの節約効果を評価するために、導入後ガソリン及び電力消費量を適切に把握した上で、導入前のガソリン消費量やCO2排出量と比較し、CO2排出量削減効果やランニングコストの節約効果が分かる。 また、PHVの移動特性について、前提条件としての仮説は以下のように示す。

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