走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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79 用し、その開始時刻や終了時刻、充電量の記録を行った。なお、走行経路と移動速度の確認のために、GPSロガーを利用した。表 5.2に計測項目と装置を示した。 表 5.2 計測項目と装置 ItemsSourceDistance travelled (km)Odometer in VehicleAC200V energy meterat our instituteDC20kW quick chargernear volunteer's houseRoute and vehicle speed(Longitude, Latitude, km/h)GPS loggerWeather and temperature(Fine/Rainy/-, degree C)Data from JapanMeteorological AgencyElectricity charged(AC-based kWh)(DC-based kWh) ④解析の方法 利用・充電記録をもとに、車両の利用目的、経路別にデータを整理した。走行時の電力消費率の導出に影響するため、補機類の使用の有無をもとにさらにデータの整理を行った。また、電力量消費率(electricity consumption rate)をもとに速度抑制による利用可能距離延長の効果を評価した。 5-2-3.結果 ①一日ごとの利用実態 調査は、記録を開始した2012年3月12日からはじめ、2013年6月時点で続いている。表 5.3に開始日からの毎月の走行距離、利用頻度、累計の充電回数等を示した。平日は毎日車を利用し、かつ出勤と帰宅の2回の利用で、1回当たりの利用距離はカタログ上の一充電走行距離の半分を越えるため、朝と夜の充電が必要となった。

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