走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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4 との関係性についての報告はみられない。また、ハイブリッド車や電気自動車など、低炭素社会において普及が期待されている次世代自動車関するスマートドライブの方法と効果に関する報告(参考文献 1-12)は少なく、十分な知見が得られていない。 さらに、図 1.2に示すように、実験走行における報告では、10%を超える効果が多く報告され、特定の道路や同一条件で試験が実施されるため効果評価も容易であると考えられる。効果的であるスマートドライブの方法としても、様々な方法が提案されている。一方で、社会実験などで日常走行を対象とした効果評価では、運転操作以外の様々な条件が影響するため評価が難しく、平成23年度に実施された「豊田市エコドライブ推進プロジェクト」においても、全体の効果は5.2%のCO2削減と実験走行に比べて小さくなった。市民へのスマートドライブ普及啓発の説得材料として、日常走行において効果が得られる効果やその方法を具体的に検証することが課題であると考える。 実験走行日常走行効果の評価評価が容易、10-20%の効果ある。・特定の道路・同一の条件評価が難しい、効果が小さい(5.2%)・運転操作以外の様々な条件が影響する効果的な方法様々な方法が提案されている・ふんわりアクセル・早めのアクセルオフ・速度控えめ、一定速度本研究が着眼する1つ 図 1.2 スマートドライブ普及啓発の説得材料の課題 1-5.本研究の目的 そこで本研究では、市民の関心が高いと考えられる交通安全と一体にスマートドライブを推進するため、社会実験で得られたプローブデータ、交通流シミュレーション、実験室内で車両試験を行うシャシーダイナモ装置等の様々な技術を用いるとともに、道路の規制速度別にみた効果や次世代自動車への効果という観点から広く効果評価を行い、日常走行における効果的な方法を明らかにし、説得力のあるスマートドライブの提案を行うことを目的とした。
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