走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
67/90

64 0102030405060708090エコドライブ車A-3.5-2.5-1.5-0.50.51.52.53.5エコドライブ車Bエコドライブ車C0255075100125150025507510012515000.511.522.533.50255075100125150速度(km/h)加速度(m/s2)走行時間(sec)走行時間(sec)走行時間(sec)CO2排出量(g/sec) 図 4.2 エコドライブ車種別の速度・加速度・CO2排出量の推移パターン 4-3.エコドライブ車のCO2排出量と交通流に及ぼす影響 交通流からCO2の排出量を計算する手法としては、広域交通シミュレーションに対応したCO2排出量推計モデル(参考文献 4-10)やミクロからマクロまで計算可能な交通シミュレーションとCO2排出量モデルを組み合わせたモデル(参考文献 4-11)などが提案されているが、本研究ではVissimとCO2排出量推計システム(参考文献 4-12)を組み合わせて使用した。Vissimはステップ時間毎に全車両の速度・加速度変化を計測することが可能である。そこで自動車1台毎の速度および加速度の推移、 平均速度とCO2排出量モデルを組み合わせたモデル(参考文献 4-11)などが提案されているが、本研究ではVissimとCO2排出量推計システム(参考文献 4-12)を組み合わせて使用した。Vissimはステップ時間毎に全車両の速度・加速度変化を計測することが可能である。そこで自動車1台毎の速度および加速度の推移、 平均速度や遅れ時間を計測することとした。その後、CO2排出量推計システムを用いて単位時間あたりの速度および加速度の変化からCO2排出量エンジンマップ(参考文献 4-13)で対応するCO2排出係数(走行1kmあたりのCO2排出量)を推計した。さらに、Vissimの拡張機能であるEnVIVer Enterpriseを用いて自動車走行状況から道路区間内における5メッシュ毎のCO2排出係数を推計した。 なお、本研究で用いるCO2排出量推計システムとEnVIVer EnterpriseのCO2排出量推計方法とでは、想定している車両の性能が異なるために推計値に差が生じる。そこで、CO2排出量の比較にはCO2排出量推計システムによる数値を用い、区間内でのCO2排出量の大

元のページ  ../index.html#67

このブックを見る