走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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61 としては、一般に推奨されている「ふんわり発進」ではなく、「早めのアクセルオフ」が要因として大きい。 ・兵庫で実施されたエコドライブ講習会の走行データを基に、速度の出過ぎを抑制するスマートドライブの効果評価を行った結果、最高速度を5km/hオーバーすることでCO2排出量が7.3%増加するという関係がある。 ③高速道路を対象とした評価を行った結果、以下の結論を得た。 ・様々な車種25台を対象にシャシーダイナモ試験を実施した結果、走行速度を100km/hから80km/hに速度を抑制することで、CO2排出量を20%削減することができる。 ・豊田市で実施された社会実験で燃費の良い被験者の走行特性を分析した結果、高速道路で70~80km/hの走行を実践している。 参考文献 参考文献 3-1 加藤秀樹ら:長期実走行データに基づいたCO2排出量に関する寄与要因の推定、自動車技術会論文集、Vol41、No5、pp.1155-1160、2010 参考文献 3-2 三輪富生、河杉尚之、浪崎隆裕、森川高行、山本俊行:Webサイトと車載インジケータを用いた情報提供によるエコドライブ促進効果の分析、土木計画学講演集、Vol.46、2012 参考文献 3-3 近藤美則編:新長期規制対応ガソリン乗用車の車種別速度別CO2等排出係数、独立行政法人国立環境研究所業務報告 第117号、2014

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