走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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54 01020304050604006008001000速度(km/h)距離(m)受講前受講後・ふんわりアクセルeスタート・目標速度を控えめにが、実践されている。約740mで、受講前後の両方が速度40km/h 図 3.43 注目したショートトリップの速度パターン 図 3.44にショートトリップの累積燃料消費量の変化を示す。加速度の低い受講前では、加速している領域(470m~560m付近)で、燃料消費量が少なく、一見、燃費の良い走行と思われるが、その後の領域(560m~740m)では、受講前では減速に転じており、あまり燃料が消費されていない。一方で、受講後では加速を続けており、同じ速度となる740m付近では、累積でみると燃料消費量が逆転し受講後の燃料消費が多くなった。 01002003004005006004006008001000累積燃料消費(cc)距離(m)受講前受講後①一見、受講後の方が燃料消費は少ないが、②惰性走行で逆転され、受講前の燃料消費が少ない 図 3.44 累積燃料消費量の変化 図 3.45にショートトリップの効率の変化を示す。なお、エネルギー変換効率の算出に下式を用いた。

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