走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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29 参加者の車両に、車載器を設置日常生活で運転参加者のパソコンを使ってデータをサーバにアップロード診断結果の確認運転操作の改善 図 3.16 社会実験の流れ 2)情報提供の概要 表 3.7に、情報提供のスケジュールと提供内容を示す。参加者は、参加開始時期に応じて、4つのグループに分類された。また、実施期間は、段階的に提供される情報の違いによって、3つの期間(ターム1~ターム3)に区分された。ターム1は情報提供がない期間であり、ターム2ではWeb上でエコドライブ診断結果の情報提供を行った。ターム3では、ターム2の情報提供に加えて、車両に搭載したLEDインジケータによって、瞬間燃料消費量に関する情報が提供された。 エコドライブ診断は、1トリップ毎の走行データについて、5つの指標を用いて行われた。5つの指標とは、発進時のふんわりスタート、巡航時の非急加減速、減速時のはやめのアクセルオフ、停止時のアイドリングストップ、総合指標としての燃費とした。表 3.8に、各指標の詳細な定義を示す。 また、車載LEDインジケータは、6つのLEDがあり、図 3.17に示すように、瞬間的な燃料消費量が多いほど、より多くのLEDが点灯する仕組みであった。
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