走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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13 りのCO2排出量は大きな値となるが、見やすさを考慮して縦軸の最大値は500g/kmとした。 オリジナルでは、30km/hを超える加速の部分でCO2を多く排出する一方で、30km/h超から30km/hまで減速する部分では、燃料を使わないフューエルカットが働きCO2を排出しない状態であった。このとき、30km/h遵守パターンでは、30km/h定速で走行しており一定のCO2を排出していたことから、30km/h超の加速と減速部分におけるCO2排出量の変化は、トレードオフの関係にあるといえる。ただし、10モード、ECE15モードともに、30km/h超の加速をやめ、定速走行することによりトータルとしてCO2排出量は削減された。 表 3.2 10モードにおける30km/h遵守の影響 10モード(オリジナル)① 10モード(30km/h遵守) ② 変化割合 (②-①)/①試験時間(sec) 136144 5.9%平均速度(km/h) 17.616.5 -6.3%単位距離当たり CO2排出量(g/km) 142.9137.9 -3.5% 表 3.3 ECE15における30km/h遵守の影響 ECE15(オリジナル) ① ECE15(30km/h遵守) ② 変化割合 (②-①)/①トリップ時間(sec) 196214 9.2%平均速度(km/h) 18.316.6 -9.3%単位距離当たり CO2排出量(g/km) 141.3139.0 -1.6%

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