公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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64大都会については、今のタクシーで成り立っているし、厳しいわけでもないからそれでいいでしょうということだろう。 過疎地は範疇ではない、という3本くらいの見せ方にしておくと今までの分析とも整合が取れるかなと思う。 宮崎 料金設定をハイブリッド型にする、エリア定額とそれを越えると高くすると言うのは法的にできるんでしょうか。 例えば、あるところでデマンドをやっていて、駅まで行けるが、病院に行きたい場合にも降ろされちゃうと言うような場合、駅まで運んで、その先は実車すれば良いんじゃないかと思うのだけど。 福本 やり方としてはそれと、もう一つは行政かどこかが補助を入れて一定の区間については利用者負担はこれだけですというふうに、実質的な利用者負担を下げるというやり方の2種類があり得ると思う。 宮崎 その自治体ではそのやり方は駄目だと言うことらしいが。事業者からするとお客さんのためだからと闇でやっているようだ。 福本 でも乗合の車両がそのまま乗用をやるのはあっても良いと思う。メーターを入れれば良いだけ。それこそまさにタクシー会社しかできないサービスだと思う。加藤 私は江南でよくやっていた。江南は100円で定時定路線のタクシーがあって、終わりから実車にしてもらうということを。元々空車タクシーの活用なので、終わった瞬間に空車タクシーになるので、使う。運転手も回送がなくなるので喜ぶ。そういうことであれば特に問題はない。 全国的は問題になっているところもあるが、乗用の場合はタクシー特措法もあって、幅運賃がガチガチである。乗合は地域公共交通会議にかければ自由で届け出になる。極端に規制が緩いのと厳しいのがある。そうすると、実質タクシーなのに、地域公共区交通会議を使って乗合にして安くすると言うことができるが、それが良いのかどうか。それによってタクシーが活用されているかどうかは違うと思う。そうではなく、補助が入ってそれであれば良いが、自力でそうやるのであれば単にタクシーの値下げなので、供給できなくなる可能性がある。 エリアタクシーは駅から1.5~2kmのエリアを決めておいて、そういうところは300円くらいで乗合で乗れるようにすると、頻度を高くできる。5分程度で乗って降りるものなので、回転が良くなる。300円であれば負担もできるので、300円にする代わりに乗客を2倍以上にできれば成立する。回送も減らせられればその1台はやっていけるのではないか。という考え。 例を出すと飛騨古川で市街地循環バスをやる。神岡も同じ。私はエリアタクシーを提案していたが、濃飛バスが反対して循環バスになる。古川や神岡で循環バスをやっても乗らないだろう。人口も少ないし。ただ、駅から少し離れた病
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