公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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61(資料説明:とりまとめの方向性について TTRI 福本) 山崎 この研究会は今あるタクシーのリソースを活かした新たなサービスを提供できないかというのを最終的に出せれば良いと考えている。どこかで実際にやれれば良いと思っているが、どういう方向で考えるべきかということの説明であったが、何か意見があれば。 筒井 あおい交通のミゴンも参考になると思う。 資料1との関係で、地域を分類しているので今後の事業展開において都市地域(小)が非常に厳しいことがわかったので、タクシー事業がなくなっていくのがこういう地域だと言うことだとすると、資料2の仕組みの中でそういったものがどう評価できるのか。位置づけを整理できると意味が出てくると思う。 多田 縮小傾向にある都市地域(小)がなぜ縮小傾向なのかということは調査でわかるのか。 福本 自由意見に書かれていれば補足できるかも知れない。 多田 ある他県の事業者と話をしていると、田舎でLPGスタンドがなくなっているということでタクシーがやれないという話を聞く。それが実態として合っているかどうかはわからないが、それが事実だとすれば都市地域(小)でタクシーをやろうと思っても、ハイブリッドを使うしかないと言うことになる。 加藤 田舎はそういう事情でプリウスは多いが、距離が出なければプリウスは結局割高になってしまう。 筒井 中山間地域の場合であれば移動距離が長いだろうから、資料2で考えるビジネスでいうとルートを決めたデマンド交通でやっていけるのではないか。逆に都市地域(小)になればなるほど、移動距離も短いにも関わらずタクシー事業者がやらなければならないという仮説が証明できれば、短い距離でピンポイントに当てはまるところがあるのではないか。 福本 伊勢とか伊豆は旅館の送迎バスのように、駅から近距離の旅館に相乗りのシャトルをやるということもあり得るとは思う。 必ずしもここに分類されていないが合併して大きくなった豊田市のような場合、山間部に至らないにせよその手前あたりは中途半端なので都市地域(小)と状況は似ているところがある。そういうところもあり得えると思う。 宮崎 どこをターゲットにするかが大切。想定されるサービスをどこに当てはめるかではなく、地域需要の状況をみてあぶり出していく方がアイディアが出るかも知れない。ないようで独自にタクシー事業者が営業している例もある。高松の場合、大型客船が接岸したときにインバウンドの観光をやっているとか、出雲では全日空が就航したときにインバウンドをやるタクシー会社を探したなどという例もある。それと裏腹に企業と提携をして、企業の役員送迎をやるというニッチな部分がある。
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