公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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58がらデザインしているが。 山崎 地域に入っていくときに、こういう事業者があって、ここにこれをやってもらいたいという思いがあって、プランを立てていくと言うこと? 加藤 ここという特定まではしないが、このくらいのことをやれる会社はこういうところだろうなということ。それが関係なくとにかくコミバスやろうとか、デマンドをやろうと言うことになると秩序が乱れる。 山崎 せっかく豊田市で良い事例が出るかなと思ったら、ポキッと折れちゃった。豊栄交通に声をかけて、市はお金を出さないから地域と考えていって、ということにしたが、地元がタクシーだったらいらないということになった。 宮崎 (小)は気をつけてコミバスなりなんなりを整備していかないと、交通事業者がずたずたになる可能性がある。 加藤 先走ったことかもしれないが、11月の活性化再生法で再編実施計画をやる。その中にタクシー事業者は地域公共交通の中で何をやってもらいたいか、乗用事業、乗合でなにをやってもらいたいかということを書き込めばトータルデザインできるかなと思う。どこかそういうのをやらないかと思うが、まあバスしか書かないですね。 福本 タクシー会社に対する公的補助、タクシー利用者に対する公的補助が理解が得られにくい、理論構築ができていないという現状があって、行政の計画にどう入れ込むか、入れ込むものという発想がそもそもない。 筒井 その点については、デマンドタクシーをやるよりもタクシーチケット補助を出した方が利便性が高くて、行政負担が少ないということが事実あるので、タクシーチケット補助みたいなものも理論化できれば、タクシー事業者にとっても大きいと思う。タクシーチケットの配布自体がいいかどうかはわからないが。福本 タクシーチケットの補助をやっている自治体はすごく多いが、利用者個人に補助をするというところに抵抗があるように思う。 筒井 公共交通サービスであるというのであれば、そういう議論を始めないといけない。 宮崎 バスのないところについては、タクシーチケットの配布は結構すんなり入っていく。ただ、四国ではチケットを配ると転売されるという危険性を考えて二の足を踏んでいるところが多い。 赤字補填よりもタクシーチケットを配って、使われたら補填するという、いかに乗せるかという方式でも良いと思っている。なかなか理論武装が難しくて実践できていない。 福本 バスでもタクシーでも使える利用者補助をした方が良いかもしれない。 加藤 田原は豊鉄バスの回数券か、コミバスの回数券か、タクシーチケット(福祉有償も利用可能)か、ガソリン券のどれかが選べて、これで最低限のモビリティ

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