公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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53ないが、それは需要とか方向性として難しいので、公的負担なのか施設のお金でやるかというのはある。公共交通という題目であればかなりやりやすくなる。ちなみに交通政策基本計画案の中間とりまとめが出ていて、パブコメがかかるが、その中にデマンド交通倍増という計画が出ているが、ナンセンスと思っているが、その材料として、タクシーをなぜ入れないかと言うことを訴えたい。その中でいくつかはタクシーでできるし、いくつかは定時定路線の乗合タクシーでできるだろう。デマンドがいいところもあるだろうが、タクシーでできるところがあるということがタクシー特措法の意味ではないかと思っている。デマンドを目標にすると、各支局がとにかく導入させると言うことになってしまう。 福本 デマンドでなくても良いと思っている自治体の担当者も、こういうのが出てしまうと首長や議員がデマンドと言い出す。そうすると担当では防ぎきれない。加藤 交通政策基本計画の計画部会には地域公共交通に詳しいメンバーがいない。航空や鉄道などなので、デマンド倍増というのが潜り込んでいる。 福本 私は直感的に東京大学がねじ込んだと思っていた。 加藤 それはある。 デマンド倍増に一泡吹かせるのと抱き合わせで、タクシーがあるわけだが、タクシーがバス同様の補助金依存の会社になってはだめなので、ビジネスモデルをどうするかという時に、費用構造と収入構造を明らかにした上で、契約方法としてどういうものがあるかを示していく必要がある。それを持って、タクシー協会が協議会で、我々はこうやりたいと示すのがいいと思う。 あるところまでは空車活用でそのときはこういう料金、あるところからは別の料金体系、といった示し方もあるかもしれない。 玉木 需要のないところを狙ってそこをうまく活用してもらうことで、事業者の拡大にもなる。 (その他 逢妻地域バスの検討結果について 口頭報告) (閉会)

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