公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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51てくる。ただ、単価は変えていない。基幹バスも含めてサーチャージについては事業者からも言われていない。 加藤 小原は貼り付けているのか? 上田 そうです。 加藤 であればそこの実績は変わらないが、走る分が変わるのみということになる。貼り付けていると言うことは、人件費も車両費も全部積算に入ってくるし、そうではなくて一部しか利用しないのであれば、自治体から見れば安くなると言うことになる。 小原に貼り付けているのは、遠隔地だからあちらに車をおいておかないといけないと言うことですね。 山崎 空き時間を使ってと言うのは都市部でないと無理。 加藤 費用構造を踏まえて、どういう積算が妥当なのかという指針を示さないと、自治体にとっていいと思っていたら、できる会社がなくなったとか、劣悪になったということになりかねない。そういう懸念がすごくある。安曇野の話を聞いたときにそう思った。タクシー会社が泣いている契約。 これを結構言うのは、タクシーそのもので何がいけないのかということを思っている。 筒井 デマンドを入れたがる自治体が結構言うのが、協議運賃にできるので、利用者の負担額が安くできると言うことで、住民は通常のタクシーが高いと言うことで入り口のところで議論にならない。蒲郡のように割引チケットのようなやり方で通常のタクシーサービスでいいという議論が適切に進めば、タクシーチケットを配布した方がトータルで安く上がる自治体もきっとあるはず。 加藤 協議運賃かとか、乗合・乗用どちらかという話については、別に今はハードルとして高くないので、システムとして普通に走っているタクシーが、このエリアだと乗合になる可能性があるとか、乗合になるけど安くなると言う風に切り替わると言うことではだめなのかと思っている。わざわざ車両を貼り付けたり、デマンドに仕立てたりするのが面倒だと思っている。 タクシーはチケットで週1回くらい安くなる、デマンドはタクシーに近いシステムとして使えるが需要の多いところしかない、宮タクに近くて主要な施設と中心部は安く移動できるもの、こういうシステムがタクシーでほとんどできるのではないか。ただ、乗合になるときがあるのでシステムがあると遅延時間が推定できる。 筒井 そのときにタクシーの料金とデマンドを導入するところの料金が整合がとれているようにできれば可能性があると思う。 加藤 ゆえに費用構造を明らかにする必要がある。 筒井 交通事業者が提供する価格設定と、自治体が提供するサービスとの価格格差は、

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