公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
29/74

27福本 常滑はとことこバスのみであるはず。 加藤 自家用有償運送に関する委員会の取りまとめが4/25にまとまった。地域公共交通会議や法定協議会で自家用有償運送を協議できる仕組みにしてもらった。 また、自家用有償運営協議会は、交通部局のみならず福祉部局も参加することという表記にして、交通部局が基本的に参加するという風になった。 福祉が事務局というのはおかしいということになる。 連携計画を作ってもタクシーチケットも福祉施策であって交通施策ではないという認識であるから、この辺りの意識を変えていかないといけない。 加藤 蒲郡はタクシーを位置付けていないか? 福本 していない。 加藤 3割引きは? 福本 それも載っていない。デマンド交通にタクシーを活用したいということは載っている。 加藤 タクシー会社がきちんと主張していないということではないか。 山田 主張しているが、なかなか理解してもらえないのが実態。 筒井 策定のお手伝いをしたが、統計データ等の整理はしたが、連携計画の中で取り組む事業としては載っていない。 加藤 活性化再生法の改正によって、連携計画(形成計画)の中でタクシーについても記載することが可能となったので、ここで意識を変えていかないといけないと考えており、この研究会でメッセージを出せれば。 紀北町ではタクシー会社がコミュニティバスはタクシーの仕事をとってしまうからといって出てこないのだが、ここでもタクシー事業者の役割をきちんと示していければと考えている。 福本 事業者アンケートの結果では、三重県の事業者の意識は低いという結果だったが、計画の調査を中部全域でやるのはつらいものがある。徐々に進めるしかないと考えている。 山崎 豊田市はどういう状況ですか? 上田 有償運送運営協議会に交通部局が出席していないし、公共交通会議に福祉部局が出席していないのは事実としてあるので、見直すべきかと思う。 ただ、庁内の部会では観光、福祉などの部局も含めて議論している。 加藤 タクシー事業者から見ると、地域公共交通会議も有償運送運営協議会もタクシー協議会も対応しないといけなくて、不合理である。 福本 規模の小さな事業者も多いので、負担も大きいと思われる。 加藤 ゆえに全部ひとつにしたスーパー協議会にしないといけない。 今後は法定協議会をそういう位置付けにしてはどうかということになっている。

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る