公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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16 図 4-6 事業環境別市町村の交通政策への関与 4-4-2.地域の交通課題の認識状況について 地域の交通課題について認識しているか否かを質問し、何らかの回答が得られたかどうかを事業環境別に集計した結果を図 4-7に示す。何らかの回答をした、すなわち、地域の交通課題に関する認識がある事業者の割合は、都市地域(小)において低くなっているものの、地域間に特に大きな差は存在しない。 図 4-7 事業環境別地域の交通課題の認識状況 4-4-3.今後の事業展望について 経営者が今後、事業を拡大する意向を持つか否かを、「多角化志向」「現状維持」「縮小志向」の3つに分類し、事業環境別に集計した結果を図-6に示す。名古屋交通圏において現状維持の割合が高い。また、都市地域(小)においては廃業や事業縮小などの縮小志向の割合が多くなっている。一方、都市地域(大)、中山間地域においては、コミュニティバスやデマンド交通の受託など、多角化を志向する事業者も多い。 0%20%40%60%80%100%名古屋(N=39)都市地域(⼤)…都市地域(中)…都市地域(⼩)…中⼭間地域(N=12)参加している情報収集している関⼼が薄いその他・無回答※1%有意0%20%40%60%80%100%名古屋(N=39)都市地域(⼤)(N=47)都市地域(中)(N=33)都市地域(⼩)(N=24)中⼭間地域(N=12)回答あり回答なし

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