交通事故の予防対策地点抽出に向けた研究
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22.自動車保険データの活用検討 現在入手可能な交通事故データは、警察が人身事故として処理したデータのみであり、交通事故の多くを占める物損事故のデータは入手が不可能である。そこで、損害保険会社が保有する事故データに着目し、人身事故・物損事故・自損事故のデータ化を行った。 2-1.データの概要 • 損害保険会社が豊田市内の顧客を対象として、一定期間の間に支払い処理を行った事故データ • データの時期は表 2-1の通り 表 2-1 データの時期 支払い処理の期間 (データ期間) 2014/9/11~2015/1/23 該当事故の 発生期間 2009/12/20~2014/12/17 • 損害保険会社の保険支払い処理上、1つの事故を数件の事故に分けて処理している場合があるため、表 2-2に示すように、重複を削除して実際の事故件数を把握 • さらに、緯度経度まで特定できたものは433件(緯度経度のわからないものを含め617件) • 433件の事故に対して支払われた保険金総額は269,742,867円 表 2-2 総事故件数 事故件数(重複削除) 処理された事故の件数 総数 617 998 緯度経度のわかるもの 433 713 2-2.事故データの内容 事故の発生月のデータを図 2-1に示す。データ入力をいただいた期間が9月~1月であったこともあり、7月~10月のデータが7割程度を占めている。 事故の発生曜日のデータを図 2-2に示す。日曜日の事故が若干少ないが、その他は概ね同程度の構成比となっている。 事故の発生時間帯分布を図 2-3に示す。16時台がピークとなっており、その次に8時台が多い。早朝・深夜・昼休み時間を除く、人の活動が活発な時間帯にほとんどの事故が発生していることがわかる。 事故発生後に警察が発行した事故証明の内容の内訳を図 2-4に示す。約半数が物件事故、

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