交通事故の予防対策地点抽出に向けた研究
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123-2.調査票(記入用紙)の作成 3-2-1.作成の方針 (1)対象 豊田市では、小学4年生は行動範囲が広がる時期であることから、全小学4年生を対象に、交通安全学習センターで交通安全教育を実施している。そこで、本研究では、調査対象として小学4年生とその保護者・ご家族を対象とすることにした。また、小学4年生が通学する小学校区内でのヒヤリ体験を対象とした。 調査票は、「小学4年生用」と「保護者・ご家族用」の2種類を作成することとした。小学4年生には、歩行中、または、自てん車運転中に自動車と事故になりそうになった経験を尋ねることとした。また、保護者・ご家族には、自動車を運転するドライバーとして、事故になりそうになった経験を尋ねることとした。調査の対象と移動の立場、及び、事故になりそうになった相手の関係を表 3-2にまとめる。 表 3-2 調査の対象と移動の立場、相手 調査の対象 移動の立場 事故になりそうになった相手 小学4年生 歩行中、自てん車運転中 自動車 保護者・ご家族 自動車運てん中 自動車、人、自損 (2)内容の検討 調査票では、事故になりそうになった「地点」と「状況」の両方を把握する必要がある。 1)地点の把握 地点を把握するに当たっては、「できるだけ正確に把握できること」、「回答者の負担ができるだけ少ない」という観点から検討を行い、小学校区の地図上で大まかな位置に目印を書き込んでいただいた後、周りの様子などを手書きの地図で書いていただくこととした。また、回答者への負担や見やすい調査票レイアウトを考慮して、回答数は一人当たり3地点までとした。なお、地図の作成にあたっては、資料 3-3の申請を行い、愛知県共用空間データを利用した。
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