ICTを活用した速度提示に関する社会実験(その2)
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5 2.助言型ISA機器 2-1.助言型ISAアプリの仕様と改修 助言型ISAアプリの開発は、平成25年度から着手した。開発作業はカーナビ等のソフトウエア開発に長けた(株)トヨタマップマスターに委託している。最終的なアプリの仕様は以下のとおりである。 【実験で使用した端末】 実験に使用するスマートフォン(Android端末)として、比較的安価で日本国内にて使用可能なSIMフリー端末であるFreetel社製のFT132Aを導入することとし、同機種での稼動を検証しながらアプリ開発を行った。なお、アプリ開発後に生じた端末の不具合により、実験では同社製のFT142Dを追加導入(トヨタマップマスターでは未検証)している。これら実験で使用した機器の仕様は以下のとおりである。 表 2-1 実験に使用したスマートフォン 機 種 Freetel FT132A Freetel FT142D 搭載OS Android 4.1.2 Android 4.4 サイズ・重量 116.5 × 61.5 × 11.3 mm 113 g 142.3 × 70.4 × 7.8 mm 132 g ディスプレイ 3.5インチ 480 × 320ピクセル 5.0インチ 1280 × 720ピクセル プロセッサ SC7710 1.0 GHz MSM8926 1.2 GHz メモリ RAM 512MB RAM 1 GB ストレージ ROM 512MB + 4GB (SD) ROM 16MB バッテリー容量 1,500 mAh 2,300 mAh 【助言型ISAアプリの仕様】 本研究で開発した助言型 ISA システムは、スマートフォン(Android OS )上で稼動するアプリケーションソフトウエア(以下、ISA アプリと記す)である。スマートフォンの画面上には道路地図が表示され、スマートフォン搭載の GPS から緯度経度、速度、進行角度情報を取得し、一般的なカーナビゲーションシステムのように自車の走行位置を道路
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