ICTを活用した速度提示に関する社会実験(その2)
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12 表 3-1 実験の流れと調査内容 目的・内容 実施調査 初回説明会 • 実験主旨および内容説明 • 個人属性(運転特性等)把握 • 実施意思確認(同意書提出) • 機器説明、貸与 • 運転特性把握(DSQ、WSQ) Phase1 (約2ヶ月間) • 通常走行挙動データ収集 • 被験者は自動車運転の際にスマートフォンの電源を入れ、アプリを起動する。トリップ完了時にはアプリを終了し、スマートフォンの電源を切る(以下に示す各Phase共通の作業)。 • 情報提供機能OFF状態でISAアプリを稼動させ、通常走行時の走行データを収集 第2回説明会 (9月中旬) • Phase1データ回収、機器設定 • 群分け(くじによるランダム仕分け) • Phase2の説明(ルール説明) • 静止画像による速度意識調査 Phase2 (約2ヶ月間) • 助言型ISA稼働時の走行挙動データ収集 • インセンティブ付与に係るルールの差違の影響把握 • 情報提供機能ON状態でISAアプリを稼動させ、通常走行時の走行データを収集 • ルール適用期間は60日間 第3回説明会 • Phase2データ回収、機器設定 • ISAに関する意向、速度意識の変化等を把握 • Phase3の説明 • ISAに関するアンケート • 機器に関するアンケート • 静止画像による速度意識調査 Phase3 (約1ヶ月間) • 助言型ISA体験後の走行挙動データ収集 • 情報提供機能OFF状態でISAアプリを稼動(Phase1と同じ)させ、走行データを収集 最終説明会 (12月中旬) • 助言型ISAの経験による運転特性変化の検証 • 機器回収 • アンケート • 動画による速度感覚調査 • 運転特性把握(DSQ、WSQ) 表 3-2 Phase2に適用したインセンティブプログラム Phase2における報酬に関するルール ISAのみ • ルール無し(アプリによる情報提供下で走行)。 • 謝金はベース金額である15,000円のみ。 Reward • 生活道路(規制無し狭幅員道路、30km/h 規制道路)での速度遵守距離が1日95%以上であれば、謝金を100円/日追加する。 Penalty • 謝金は6,000円追加されるが、下記ルールで減額していく。 • 生活道路(規制無し狭幅員道路、30km/h 規制道路)での速度超過距離が1日5%を超えると追加謝金から100円/日減額する。

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