ICTを活用した速度提示に関する社会実験(その1)
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73 5-3.まとめ 走行速度調査結果のまとめを以下のように整理する。 (1)走行速度への影響 平均速度、85パーセンタイル速度の変化を整理した結果、DSDSにより速度が広範囲に渡って2~5㎞/h程度低下することがわかった。また、規制速度である30km/h以下の車両割合についても、DSDSの整備後に値が上昇しており、最高速度規制を守る車両が5~30%増加することがわかった。 (2)表示パターンの影響 DSDSの表示パターンを変化させることで、規制速度遵守車両の割合、速度抑制効果が高まることがわかった。特に「ゾーン30」や「速度OK」を表示するとその効果が上昇することを確認した。 (4)撤去後の影響 刈谷市においてはDSDSを撤去後においても、時間の経過とともに徐々に効果が低減していくものの、約1ヶ月間は効果が持続していたことがわかった。ただし、豊田市においては、午前と午後で傾向が異なったことから、この効果は一般的とまではいかないことが示唆された。
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