ICTを活用した速度提示に関する社会実験(その1)
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96 6-2-3.DSDSに関する意識 図6-37にDSDSの認知・体験状況について示す。これをみると、約2割がDSDSを認知・体験していることがわかる。 図6-38にDSDSの表示内容の理解について示す。これ以降の結果は、DSDSを認知・体験した方のみのものである。6割弱がDSDSの表示内容についてすぐに理解していることがわかる。 図6-39にDSDSによる速度低下行動への変容の有無について示す。この結果は運転免許を保有する方のみのものである。約6割がDSDSによって自らの走行速度が遅くなったと意識していることがわかる。 図6-40にDSDSの機器評価について示す。6~7割程度の方がDSDSをわかりやすい、役立つ、安全性が高まる、適切な内容である、目新しい、適切な大きさ・高さ・明るさである、総合的にみて良いと評価していることがわかる。 図6-41に表示内容の選好について示す。これをみると、「速度OK」という表示を表示するパターン1を良いとする回答が半数を占めることがわかる。それぞれの選好理由について、表6-3に示す。パターン1はわかりやすい、速度順守意識が高まるといった意見が多い。また、パターン2はわかりやすい、単純であるほうが不注意になりづらいといった意見が多いことがわかる。 図6-42にDSDSの同一地点における今後の設置意向について示す。これをみると、6割の方が今後も同一地点にDSDSを設置しておくべきと考えていることがわかる。 図6-43にDSDSの今後の普及推進意向について示す。約半数の方がゾーン30もしくはゾーン30以外の地点でも数多くDSDS設置していくべきと考えていることがわかる。DSDSの今後の普及推進意向の具体的理由について表6-4に示す。多くの設置を望む理由としては、ゾーン30や速度超過の意識づけ、安全性の向上が期待できるという回答が多い。設置しなくてもよい、わからないという理由としては、効果が限定的、費用対効果が不明、注意散漫などの副作用が予想されるという回答が多い。

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