平成２５年度　走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究

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47 GVとHEVの目的地到着からエンジン停止までのアイドリング時間を、それぞれ、図 4-10と図 4-11に示す。GVのアイドリング時間は、ターム1で16～1847秒（平均277秒）、ターム3で25～322秒（平均85秒）であった。また、HEVのアイドリング時間は、ターム1で32～137秒（平均64秒）、ターム3で25～114秒（平均63秒）であった。GV1では、1735秒と大きなアイドリング時間の削減がみられた。 以上から、燃費改善効果の内訳としてアイドリング時の燃料消費量削減の寄与が大きいGV2、GV3、GV5では、エンジン起動から発進までのアイドリング時間を短縮するという運転操作の変化が、また、GV1では、目的地到着からエンジン停止までのアイドリング時間を短縮するという運転操作の変化が、燃費改善効果の主要因であると考えられる。 また、HEV1とHEV6においても、エコドライブ効果の内訳として、アイドリング時の燃料消費量削減の寄与が大きかったが、アイドリングに関連した運転操作の変化はみられなかった。これらの改善要因の解明は今後の検討課題としたい。 0200400600800GV1GV2GV3GV4GV5GV6GV7GV8GV9アイドリング時間（秒）ターム1ターム3 図 4-8 ガソリン車のエンジン起動から発進までのアイドリング時間 0204060HEV1HEV2HEV3HEV4HEV5HEV6HEV7HEV8HEV9HEV10アイドリング時間（秒）ターム1ターム3 図 4-9 ハイブリッド車のエンジン起動から発進までのアイドリング時間