平成25年度 走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究
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32 資料 3-2 第27回世界電気自動車学会シンポジウムの参加報告書(続き) 3.発表の内容と質疑 (1) セッション:11月19日13:00-15:00 Environmental and Life cycle assessments 環境とライフサイクルアセスメント (2) タイトル: COMPARATIVE MEASUREMENTS OF THE ECO-DRIVING EFFECT BETWEEN ELECTRIC AND INTERNAL COMBUSTION ENGINE VEHICLES 電気自動車とガソリン車のエコドライブ効果に関する比較計測 (3) 発表の概要: ・本発表は、文部科学省の科研費「速度マネジメントに着目したエコドライブ普及施策の定量的評価」(H24-26)を獲得して実施している研究所の自主研究「走行実態に基づいたスマートドライブの提案に関する研究」(環①)の成果の一部として発表を行った。 ・この発表では、大きく2つの目的があり、一つは、様々な車種のエコドライブ効果を評価する手法を提案すること、もう一つは、電気自動車でもエコドライブ効果があることを実証的に示すことである。 ・手法としては、実走行データからシャシーダイナモ試験に用いる速度パターンを決め、様々な車種に対して同一条件の評価を行うことができるところに特徴がある。 ・ガソリン車(3車種)、ハイブリッド車(1車種)、電気自動車(2車種)について評価を実施し、10.9%~18.4%のエコドライブ効果(CO2削減効果)があるという結果を得た。 ・電気自動車やハイブリッド車といった電動駆動を行う車両においても、エコドライブによるCO2削減効果が期待できることが実証された。 ・なお、エコドライブの方法としては、「必要以上に速度を出さない」、「一定速度で走行する(無駄な加減速をしない)」といった方法が実施された。 ・また、2種類の電気自動車で、エコドライブ効果が大きく異なったが、この理由についてはさらに検討の余地がある。 (4) 質疑の概要: ・120分の間に、多くの方(約20人)と質疑応答を行った。 ・実走行データから試験パターンを抽出する考え方に関する質問が多かった。印象に残った議論は以下の通り。 氏名(役職) Maruzio Maggiore氏(リサーチ・プログラム・オフィサー) 所属 European Commission:欧州委員会 Directorate-General for Research & Innovation:研究・イノベーション総局 議論の内容 ・CO2以外の排気ガスの排出量についても計測しているのであれば、エコドライブによる排ガス削減効果も示してほしい。 →同様に、ディーゼル車の排ガス(PM、NOx、CO、HC)も計測しており、PM、NOxについては削減効果があることを確認している。 ・急なアクセルで高濃度の排ガスが排出される。これをドライバーに伝えて、急な加速をなくすようにする方法を考えてほしい。
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