平成25年度 公共交通としてのタクシーの活用可能性に関する基礎的研究
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3.事業者アンケート調査の概要 本研究は、タクシーの持つ特性を活かしながら、地域公共交通として活用する方向性について検討することを目的とする。そのために、担い手たるタクシー事業者の資源や能力、意識に関して調査を行った。 3-1.調査の目的 地域公共交通として活用するためには、タクシー事業の現況とタクシー事業者の持つ潜在能力、経営者の意識を把握することが必要である。 しかしながら、タクシー事業者の実態や経営者の意識についてのデータは乏しいため、アンケート調査を実施することでこれらを把握しようと考えた。 3-2.調査方法と対象 中部地方(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・福井県)に所在するタクシー協会加盟社全社を対象として、事業者の規模、営業施策、市町村の交通施策への関与、経営者の考えなどを調査するためのアンケート票を郵送配布した。回収は郵送もしくはファックスによった。調査の概要を表 3-1に示す。 なお、調査を実施するにあたり、国土交通省中部運輸局旅客第二課および愛知県タクシー協会、岐阜県タクシー協会、三重県タクシー協会、静岡県タクシー協会、福井県タクシー協会、名古屋タクシー協会の協力を得た。 表 3-1 調査の概要 調査対象および回収状況 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・福井県に所在し、タクシー協会に加盟するタクシー事業者 調査期間 2013年10月25日~11月15日 配布および回収の方法 郵送配布・返信用封筒による郵送もしくはファックスによる回収 4

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