平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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65 豊田市内の小ゾーン間トリップ 豊田市内の小ゾーン間トリップについて、以下の3つの方法で代表地点を決定した場合の総移動距離(平日)を図 6-13に示す。 ①面積重心(一般的な方法) ②人口最大町字 ③支所等(支所及び出張所)、支所等がない場合は② その結果、②人口最大町字を代表地点とした場合の総走行距離は121,448kmと最小になった。③支所等がある小ゾーンについては代表地点を支所等にした場合の総走行距離は122,166kmとあまり違いがなく0.6%の増加となった。しかし、①面積重心を代表地点とした場合の総走行距離は139,380kmと14.7%の増加となった。 小ゾーンの面積重心は、多くのトリップの起点、終点になるであろう人口最大町字と位置的なずれがあり、トリップ距離の推定方法として一般的に用いられている面積重心間距離を用いた場合には、走行距離を約15%過大評価している可能性が示唆された。そこで、本研究では、豊田市内の各小ゾーンの人口最大町字をその小ゾーン代表地点とし、ゾーン間距離を推定することとした。 70,00080,00090,000100,000110,000120,000130,000140,000移動距離①面積重心移動距離②人口最大町字移動距離③支所等または②総移動距離(km) 図 6-13 豊田市内小ゾーン間トリップ 総移動距離(平日)

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