平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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64(2)整理したデータの概要 豊田市内に保有されている自動車のアンリンクトトリップベースで整理した移動データの概要を表 6-7に示す。トリップのあった世帯、自動車は、平日で、それぞれ、10,177世帯、15,020台であり、休日では、それぞれ、9,092世帯、11,749台であった。休日では平日に比べ、世帯数で約11%、自動車数で22%の減少がみられた。同様に、平日のアンリンクトトリップ数は40,195トリップであり、休日の32,657トリップと比べて、19%減少がみられた。ただし、内訳をみると豊田市内の内々トリップを除く3県(愛知県、岐阜県、三重県)の内々トリップ(表中(c))、3県外を含むその他トリップ(表中(d))は、それぞれ、12%、175%の増加となり、休日全体のトリップ数は減少するものの、豊田市外や3県外への比較的長距離のトリップが増加する傾向がみられた。 表 6-7 アンリンクトトリップベースで整理された自動車移動データの概要 平日休日世帯数10,1779,092自動車数15,02011,749アンリンクトトリップ数40,19532,657(a) 豊田市内 内々トリップ  (同一小ゾーン間を除く)26,03018,926(b) 豊田市内   同一小ゾーン内々トリップ5,7734,095(c) 3県(愛知県、岐阜県、三重県)  内々トリップ(豊田市内内々トリップを除く)8,2459,232(d) その他トリップ  (3県外を含むトリップ)147404項目内  訳 (3)走行距離推定方法の検討 一般に、小ゾーン間移動の走行距離は、ゾーン面積重心間距離を移動距離とする方法が適用されている。また、同一小ゾーン内々移動の走行距離は、ゾーン面積と等しい円の半径を内々移動距離とする方法が適用されている。しかし、中山間地域等の広い小ゾーンについては、人口や道路網の地理的な偏りが大きく影響し、実情と乖離した走行距離となる可能性がある。 そこで、豊田市内の小ゾーン間を移動するトリップについては、多くのトリップの起点、終点になるであろう人口最大町字、支所等をゾーン代表地点として利用するのが妥当であると考え、代表地点の選定と移動距離の違いについて検討を行った。また、同一小ゾーン内々を移動するトリップについては、所要時間とセンサス速度の積を移動距離とする方法について検討を行った。 なお、巻末の添付資料2に、各小ゾーンの町丁目字別人口と面積重心の位置を示す。

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