平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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526-3.自動車の移動に関するデータ整理 6-3-1.データ整理の方針 豊田市で保有されている乗用車の移動パターン把握を目的として、第5回中京PTマスターファイルデータから、必要なデータを抽出し、保有されているゾーンごとに自動車運転を伴う移動実態について整理を行った。特に、自動車の移動を把握するため、自動車を用いた移動のアンリンクトトリップベースの実態を整理した。アンリンクトトリップベースの整理を行う際の出発地と到着地の設定方法は下の通りとした。また、具体例を、表 6-2に示す。なお、現況実態整理の対象は、豊田市内に住所を持つ世帯が使用する自動車(勤務先が所有する自動車も対象)とした。 ・当該自動車から代表交通手段で上位または同位のもの(鉄道・バス・その他の自動車)に乗り換えている場合、アンリンクトトリップの到着地は乗り換えた駅等とする。 ・下位のもの(二輪・徒歩)に乗り換えている場合、アンリンクトトリップの到着値はリンクトトリップの目的地とする。 表 6-2 アンリンクトトリップベースの出発地と到着地の設定方法の考え方の例 分類 説明 【例1】 出発地(自宅)→(当該自動車)→駅A→(鉄道)→駅B→(徒歩)→目的地(会社) 出発地:自宅、到着地:駅A 出発地施設:調査票の出発地施設、到着地施設:交通・運輸施設 出発時刻:調査票の出発時刻、到着時刻:出発時刻+当該自動車所要時間(自宅→駅A) 【例2】出発地(自宅)→(当該自動車)→(自転車・徒歩)→目的地(会社) 出発地:自宅、到着地:会社 出発地施設:調査票の出発地施設、到着地施設:調査票の到着地施設 出発時刻:調査票の出発時刻、到着時刻:出発時刻+当該自動車所要時間 →自動車の出発地または到着地の「特定可否」フラグは、特定可=1、不可=0とする。 【例3】出発地(自宅)→(当該自動車)→(その他の自動車)→目的地(会社) 出発地:自宅、到着地:不明 出発地施設:調査票の出発地施設、到着地施設:不明 出発時刻:調査票の出発時刻、到着時刻:出発時刻+当該自動車所要時間

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