平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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396.パーソントリップデータの整理 第5章で具体化したテーマ「スマートハウスと連携したPHVの効果的活用に関する提案」に用いる乗用車移動パターンの把握を目的として、第5回中京都市圏パーソントリップ調査のマスターファイルデータの整理を行った。 パーソントリップデータの参考資料として、第5回中京都市圏パーソントリップ調査における豊田市のゾーニング、第5回中京都市圏パーソントリップ調査における豊田市中心部のゾーニング、第5回中京都市圏パーソントリップ調査における豊田市のゾーンコードを、それぞれ、資料 6-1~資料 6-3に示す。 6-1.豊田市パーソントリップ調査の現況 豊田市が整理した「中京都市圏総合都市交通体系調査(豊田市パーソントリップ調査)報告書 概要版」(参考文献 6-1)のうち、「2.現況集計」、及び「3.現況分析 テーマ5:低炭素・省エネ社会に向けた自動車利用に関する分析」を抜粋し資料 6-4に示す。また、抜粋の概要を以下に示す。 現況集計によると、生成量(豊田市居住者のトリップの合計)について、前回(第4回)調査との比較によって、以下の結果が得られている。 ・初めて、トリップ数が減少した。これは、外出者率(ある一日に外出した人の割合)の低下によるものと考えられる。 ・目的構成比は自由目的が増加する一方、業務目的は減少となった。出勤目的、登校目的は概ね横ばいとなった。 ・代表交通手段分担率は、自転車、鉄道及びバスが増加傾向にあるが、二輪車、徒歩は減少した。 なお、豊田市の流動量(豊田市居住者に限定せず、全ての都市圏住民が行う移動について、豊田市の内々流動、外内および内外流動を集計した値)について、前回(第4回)調査との比較によって、以下の結果が得られている。 ・トリップ数がほぼ横ばいであった。 ・目的構成比は自由目的が増加している一方、業務目的や登校目的は減少した。出勤目的は概ね横ばいとなった。 ・代表交通手段分担率は、自動車及び鉄道の分担率は増加傾向、バスの分担率は横ばいにあるが、二輪車、徒歩の分担率は減少している。

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