平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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27資料 3-5 長崎EV&ITSプロジェクト視察報告書(続き) 富江温泉センターの急速充電器(2基) 玉之浦カントリーパークの急速充電器(2基) 充電器表示画面 (玉之浦カントリーパーク開始時) 充電器表示画面 (玉之浦カントリーパーク終了時) EVレンタカーは前日から借り、宿泊した五島第一ホテルで普通充電器を用いて満充電状態にした。EVのメーターに表示される推定航続可能距離は、満充電状態で86kmとなっており、福江島の周遊観光には急速充電器の使用が必須であると思われる。 富江温泉センターに到達した段階で、充電率は約64%まで低下しており、急速充電器を利用して充電を行った。充電時間は、約12分間で充電率(電池残量)は79.4%まで回復した。一般に知られていることではあるが、急速充電器は、満充電を行うことはできず約80%までしか回復することができない。 玉之浦カントリーパークに到達した段階で、充電率は約35%まで低下した。急速充電器を利用して、約26分間の充電を行い、充電率(電池残量)は73%まで回復した。充電完了時点で80%に、7ポイント満たない状態であった。 三井楽遣唐使ふるさと館に到達した段階で、充電率は約43%まで低下した。EVを返却するレンタカー事務所まで走行可能であると思われたが、念のため急速充電を行った。 EVのメーターに表示される推定航続可能距離は、エアコン使用や登り道路で、急激に低下することがあり運転中の不安材料になると思われた。フロントガラスが曇った場合、エアコンの使用は必須となるため、手動でON、OFFするなど、航続可能距離を長くする工夫をおこなった。 EVレンタカー20台を保有する島内で最大規模のEVレンタカー事業者にヒアリングを行ったところ、

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