平成２５年度　スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査

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24資料 3-5 長崎EV&ITSプロジェクト視察報告書（続き） 奈留島は、EV&ITSプロジェクトの中心となっている福江島に対して、実施規模の小さい島である。小規模島でのEV利用の利便性や活用状況の視察・体験を目的とした。なお、奈留島には、EVレンタカー（iMiev）1台、急速充電器1台、EVタクシー（リーフ）1台等が配備されていた。 島の玄関口となる奈留港ターミナルからEV軽自動車（iMiev）をレンタルすることができた。EVの場合、ガソリンの満タン返しの必要がない代わりに、電気代として500円が上乗せさせるシステムとなっていた。なお、基本料金はガソリン軽自動車と同じ設定となっていた。 EV試乗体験として約26.5kmを走行した。走行経路は次の通りである。 満充電からの航続可能距離（EV&ITSパンフレットによると80km～130km）で十分走行できる距離であり、島の規模から推測すると一般の観光目的利用者でも、途中充電の必要なく利用できると思われる。 宮の森総合公園には、急速充電器1台が設置されており、急速充電を体験することができた。なお、EV貸出し時に、充電方法の説明を受けなかったため、EV側の急速充電ポートを開くレバーがわからないというトラブルもあった。 急速充電操作は、充電器のモニタに表示される案内に従って、スムーズに行うことができた。なお、急速充電器の利用には、「急速充電器利用カード」が必要であり、レンタカーに設置されている。 奈留島の道路は狭いため、島民が使用している車のほとんどが軽自動車であった。レンタカーとしても小さい軽EV、またはさらに小型のEVの導入が必要な地域と思われた。 奈留港ターミナル～（7.9km）～江上天主堂～（9.4km）～宮の森総合公園～（6.8km）～千畳敷～（2.3km）～福江港ターミナル EVレンタカーと江上天主堂 急速充電体験の様子 4.2 五島市役所ヒアリング（2/17午後） はじめに、EV&ITS担当者の村井氏から、五島市の急速充電器、普通充電器、ITSスポット、EVの配備状況について説明を受けた。説明や質疑の概要は次の通りである。 ・面会者：五島市役所 商工振興課 商品物流班 係長 村井 靖孝 氏 ：五島市役所 商工振興課 再生可能エネルギー推進係 三井 寛之 氏