平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
21/141

19資料 3-3 豊田市実証住宅データ解析に関するヒアリングまとめ 1名古屋大学の分析-料金感度ー(1)◆名古屋大学での研究(トヨタ自動車からの委託、2012年7月から2013年6月)『省エネルギー行動に対する意識を考慮した家庭内における電力消費行動の分析』<範囲>地域でのエネルギーでの有効活用(スマートコミュニティ)<前提>備蓄が限定的な「電力」のマネジメント<領域>①機器のマネジメント(ITによる制御)②人のマネジメント(情報や料金による働きかけ)<想定される課題>(1)生活の質に直結する家電は、ITによる自動制御が難しい(2)需要家が多様な家庭では、人に対するマネジメント効果が予測しづらい⇒家庭内での電力消費に関する知見の必要性名古屋大学内での役割分担①楽しく節電(川口)、②情報系最適化EDMS(鈴木)、③料金感度(山本)2<着眼点>基礎データから、電力総量が大きく、単位時間当たりの影響も大きい、エアコンとPHVの充電に着目して、行動分析。<傾向>DRP: Demand Response Point○エアコン:冷暖房共に、DRPが高い方がON確率が高い傾向○PHV:DRPがあると、帰宅直後の充電が減る<得られた知見>★予想された事実を、データで証明した内容(1)DRP施策には、電力消費量の削減効果あり(2)冬季のエアコン(暖房)に関しては、料金施策による効果は、電力消費量の削減効果は期待できるが、使用時間の抑制には、必ずしも期待できない。(3)DRP施策によって、PHVの充電タイミングが誘導できる。充電すべきでない時間の料金値上げが効果的。名古屋大学の分析-料金感度ー(2)

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る